新曲糸の節

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いとのふし　Ito　no　Fushi　『糸の節』

宝暦7年(1757)年刊。地歌歌本「琴線和歌の糸(きんせんわかのいと)」の増補版。
津山検校・安永検校・滝長検校編
横小本。

本調子端歌目録

　　

おちゃめのと

琴線和歌の糸　
地歌歌本。別称「和歌隠糸」（享保以後江戸出版書目による)。寛延4年(1751)刊。
大阪系の地歌歌本である『糸の調』類に対して、京都系の『糸の節』類を成すさきがけとなる。
増補改版は以下の通り。

発行年題　名刊・編・校訂者など備　考

寛延 4年（1751）『琴線和歌の糸』永田調兵衛刊、松川勾当・安永勾当編『日本歌謡集成』巻七に活字翻刻

宝暦3年(1753) 『琴曲和歌の糸』永田調兵衛刊
　

宝暦7年(1757) 『新曲糸の節』永田調兵衛刊、津山検校・安永検校・滝永検校編日本古典全集『歌謡集』下に活字翻刻

宝暦12年(1782) 『新曲三津の浜』津山検校編　

　『新曲糸の節追加』滝永検校編　

寛政6年(1794) 『大成糸の節』　　　

文化11年(1814) 『新大成糸の節』　　

天保7年(1836) 『新増大成糸の節』　　

参考文献：「日本古典音楽文献解題」